大人の語学留学:アイルランドに決めた理由

留学前の私

大学の卒業旅行で友人達と人生初のヨーロッパを巡ってから、すっかりヨーロッパに魅了された私。社会人になってからも、夏休みやシルバーウィークでヨーロッパ旅行を繰り返し、いつか住めたら良いなぁ~と、かなり漠然とした淡い気持ちを抱いていました。

とはいえ、私は帰国子女でもなく、学生時代に留学した経験があるわけでもありません。外資系の企業で働いていたわけでもなく、特別なスキルや TOEIC の高得点があるわけでもありません。ただ、「好きな場所で、いつかゆっくり暮らしてみたい」という気持ちだけが心の奥にずっとありました。

留学を決意したタイミング

そんな私が留学を本格的に考え始めたのは、アイルランドに渡る約2年前のこと。今でも鮮明に覚えている、旅行先の灼熱のギリシャで友達に言われた一言。「こんなに好きなんだから、ヨーロッパに住めばいいじゃん!」EU市民の友人はさも簡単なことのように、とても軽やかに言いました。

今までも何人もの友人から同じようなことを言われてきましたが、なぜかそのときだけは、「確かに!そろそろやってみるか!」と気持ちがかなり動きました。金銭的なことなど不安はあれど、その時私は決意したのです。

留学を決めてからの流れ

多くの国でワーキングホリデーの上限とされる年齢はとうに過ぎていた私は、大学や語学留学等に行くことが必須。まずは情報収集をする日々。

まず最初に決めたのは、どの国に行くかということです。

私の中での条件は、次の3つでした。

1.過去に行ったことがある国
2.英語が第一言語の国
3.そこで暮らす自分がイメージできた国

条件の1と2に当てはまるのは、アメリカ、カナダ、イギリス、スコットランド、ウェールズ、アイルランド。条件3に唯一当てはまったのが、アイルランド!!!

この選択に説明を加えるのは難しく、ただ好きだったからというのが一番の理由です。

その後は、働きながら語学学校や滞在先の情報を調べ、渡航費用の調整を行う毎日が続きました。

特にアイルランドの首都ダブリンは物価の高さや住宅不足が深刻で、住まいの確保が難しいと聞いていましたが、幸いにも知人のご縁により、事前に住まいを見つけることができました。

同時に海外在住の友人たちからもアドバイスをたくさんもらって、背中を押してもらいました。

会社には退職する約半年前に、退職の意を伝えました。上司や同僚たちはみんなとても応援してくれて、”休職扱いにするから、戻ってきたらまた働いてよ!”という有り難いお言葉までいただきました。

目的のない留学

私の留学には、明確な“目的”があったわけではありません。

私が留学したのは、純粋に好きな国に長く暮らしたかったのと、2週間程度の旅行では足りなくなっていたという理由だけです。英語力を向上させることや、進学や転職のプラスにするためでもなく、ましてや勉強が好きなわけでもありませんでした。

自分の責任で自分の好きなことをする、という決断をしたことに、結果として自分の決断にとても満足しています。元々好きだったアイルランドをさらに好きになり、日本のすばらしさを再認識することもできました。

もしこれを読んでいる方の中で、どうしようかな~と悩んでいるのであれば、とりあえずやってみたら?と背中を押したいです!

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